創作の楽しさを伝えられているのか不安!
ということ。どうしても少し掘り下げて考えようとして、小難しいイメージの題材が多くなってしまっている気もします。
というわけで今回はテーマは至ってシンプル。
小説を書いて良かった、楽しい、面白い、嬉しいと思う瞬間を考えてみましょう!
この記事の見どころ
書く人- ちょっと執筆に疲れた時、辛い時、渾身の作品にブックマークがつかない時、新人賞に落選した時…原点回帰で、書いていて嬉しい場面を思い出してみましょう。
- 創作の楽しみ方も人それぞれ。でも他の人の楽しみ方を知ることで、新たな魅力に気づけるかもしれません。
読む人
- 読み手の存在が、書き手にとってどれだけ大きいか知って頂けると嬉しいです。
ゆるいランキング形式にしてみました
さて、せっかく嬉しい時を挙げてみるならランキング形式にしてみると分かりやすいかなと思ったのですが。投票で決められるほど書き手の知り合いはいませんし、プロでやっているのかアマチュアなのかとか、条件によっても大きく変わってきそうです。
なので、ランキングは思いっきり管理人の主観です。いつも通りといえばいつも通り!
順番はあまり厳密に考えず、気楽に見て頂けると幸いです。
第3位 何かしらの金銭的報酬を得た時
いきなり管理人は経験したことが無い世界になってしまいますが。報酬、それは言ってしまえばほぼお金のこと。初っ端から金の話! ですが、報酬を得たということは自分の作品にお金を払うだけの価値を見出してくれた人がいるということ。
インターネットで少し検索すれば膨大な量の情報が無料で得られるこの時代、お金を出してもらえるというのは大変なことです。仮に数百円でも数十円でも、自分が手塩にかけた作品に報酬が付くというのは他に代えがたい快感となりえるでしょう。
出版社からデビューしていないアマチュア作家の我々の中では、お金を得たことがある人というのは決して多くないかもしれません。ですが、実は以外とチャンス自体はあるようです。例えば…
- 文学フリマに出店する
- noteで出品する
- 投稿サイトで投げ銭やポイントをゲットする
- 自費出版する(費用など高額の場合が多いため要注意)
- 電子書籍化する(費用がかかるものから無料のものまで。紙媒体と比べるとかなり安く書籍化できる)
- きっと他にもいろいろ
執筆する理由は人それぞれですが、お金をもらって嫌な思いをする人はほとんどいないと思います。頑張って作り上げた作品が少しでも利益を生んでくれるなら、また新しい作品を生み出すパワーの源にもなりそうですね。
第2位 作品が自分の想像を超えた時
小説に限らずあらゆる創作でも同じだと思いますが、モチベーションの根源は良いものを作りたい! という思いではないでしょうか。プロとして商業出版を目指す人も、趣味として書いている人も、駄作を書こうと思って書くということは無いでしょう。「良いもの」の定義は様々です。読者に楽しんでもらえる作品、自分の主張をより伝えられる作品、自分が楽しいと思う作品、人の記憶に残る強烈な作品…それぞれが自分の見据える「良いもの」を目指していると思います。
そして書き始めるわけですが、いざ書いてみるとなかなか上手くいかないことはしょっちゅうだと思います。才能無いな自分…と凹むこともしばしば。
ところが、9割がうまくいかなくとも、良いアイディアが浮かぶことが1割あればまた書く勇気を得られるものです。閃きか、はたまた覚醒とでも呼ぶべきか、時には自分が思っていたものよりもずっと良いものに辿り着けることがあります。
この覚醒タイムの脳汁ドバドバ感…なかなか他の分野では味わえない、創作の醍醐味ではないでしょうか。
ここで一つ豆知識ですが、心理学用語で外的報酬と内的報酬(あるいは外発的動機づけと内発的動機づけ)という言葉があります。
外的報酬とは、お金やご褒美、賞賛の言葉や地位の向上、異性にモテまくるなど、自分の外から与えられる報酬のことです。
内的報酬とは、成長を実感することややりがい、達成感といった、自分の内側で生じる報酬のことです。
人間は、外的報酬よりも内的報酬の方が意欲が続きやすく、もっと頑張ろうというモチベーションにつながりやすいと言われています。
すごくざっくり言ってしまうと、ホームラン打ったら給料上がるから練習頑張る! という選手と、絶対あのピッチャーには負けたくない、次こそ打つ! と思っている選手がいたとしたら、後者の選手の方がモチベーションが続きやすいということです。ちょっと例が歪かもしれませんが。
少しでも良い作品を書きたいと思って書く意欲が湧くのは、自然なことと言えるようです。
第1位 読者から感想をもらえた時
第1位はこれ! 管理人的には全く迷いのない1位となりました。ただ、どれぐらいの人に作品の感想をもらったことがあるかによっても変わってきそうではあります。例えば投稿サイトや同人誌などで感想を何百何千ももらっている方にとっては、また違うところにモチベーションを見出しているかもしれません。
ただ、管理人も含め書く経験がまだ浅かったり、作品が人の目に触れる機会が少ないという人にとって、これほど嬉しいことはないと思います。
感想をもらえる場の例としては、リアル知人や投稿サイトの読者の方などがメジャーかと思います。時にはポジティブな意見ばかりではなく、酷評を浴びることもあるかもしれませんが…たとえ厳しい意見でも反応があるというのは、反応が無いことよりも何倍も嬉しいものです。
それがもし、「あのシーンが良かった」とか「次のも読みたい」とか、興味をもってもらえたコメントであろうものなら。
書き手としては本当に報われます。膨大の時間を費やしてよかったと思えます。完成まで苦しかったけど、次も頑張ってみようかな、と思えます。
ここまで読んで下さった方の中には、2位のところで触れた外的報酬の話が矛盾してない? と思った方もいるかもしれません。人の反応って外的報酬じゃん、と。ですが、創作物というのは人に触れて頂いて初めて存在価値が生まれます。
自分が思う最高の作品が書けたとしても、人に読んでもらえなければ意味がありません。
もしこの記事を読んでいる方で、投稿サイトで作品を読む機会があるよという方がおられるなら。ぜひ1行でも良いのでコメントを残してあげて下さい。もちろん、相手を傷つけるような言い回しだと辛いところではありますけどね。
貴重な時間を割いて読んで下さるだけでも超絶ありがたい話ですが、1つのコメントがアマチュア作家たちにとっては何よりも強力なガソリンになりうる、ということを知って頂けると嬉しいです。
まとめ
- 理由は人によってそれぞれですが、なかなか止められないだけの魅力が、創作にはあるようです。