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書き上げた大切な小説読んでもらい、収入を得る方法③ ~手軽さと低コストが魅力 電子書籍化&サイト投稿編~

PART①同人誌・文学フリマ編の記事はこちらから

PART②自費出版編の記事はこちらから

書き上げた作品で収入を得る方法について考えてきたシリーズの第3弾です。

今回は、デジタルコンテンツというくくりで紹介したいと思います。具体的に言うと、電子書籍での自費出版、投稿サイトでの活動の2点をピックアップして見ていきたいと思います。
※ どの方法でもそうですが、プロデビューをしているわけでもない人の作品を買ってもらうというのは並大抵のことではありません。やみくもに本を出してみるだけでは出版時のコストを回収できず、収入どころか赤字になってしまう可能性が高いでしょう。費用をかけて出すものに関しては、最悪1冊も売れなくてもこの額なら出せると思えるラインで予算を考えるのが良いと思います。

このシリーズの見どころ

書く人
  • いきなり新人賞をとって出版! というのは壁が高く気持ちも切れてきそうです。もっと身近で、作品を人に読んでもらえるチャンスについて考えてみたいと思います。
  • 今回の他に、同人誌製本編自費出版編を公開しています
読む人
  • 読む側にとって、無料で多くの作品に出会える現代です。ノベルアッププラスなど、作者と交流、直接応援できるサイトも増えています。この記事でも紹介していますので、初めての方は一度投稿サイトに足を運んでみるのはいかがでしょうか。
 

電子書籍化は紙媒体よりも低コストで可能(無料でもできる)

前回の記事にて、紙での自費出版は、書店で流通させる場合はおおむね100万円以上の費用を見込む必要があると紹介しました。

では、電子書籍のみだといくらかかるのでしょうか?

答えはなんと、0円。怖いほど良心的…。確かに電子書籍なら材料費も保管費も送料も必要ないですからね。それにしても太っ腹、ステキな世の中です。基本的にどこのサービスを利用しても無料で扱ってもらえます。

もしご興味がある方はこちらのサイトがとても詳細に扱っているので参考になるでしょう。


小説家のタマゴたちへ贈る、電子書籍出版のすすめ

自由出版の時代、自由な小説家のあり方を求めて…



有名どころのAmazon kindleを例に挙げると、当然のように販売にかかる費用は0円。売れた際の印税収入に関しては35%と70%(条件付き)から選ぶことが可能です。

電子書籍での出版が可能なサイトは他にもたくさんあります。ご検討される場合は、それぞれの条件をよく確認のうえ進めていくことが大切ですね。

電子書籍出版代行とは?

電子書籍での自己出版は無料で可能などメリットも多いですが、万人向けではない部分もあります。具体的には、下記のような点が壁となってきます。
  1. 電子書籍として書式を最適化する必要がある
  2. 表紙を作る必要がある(電子書籍の場合、表紙の印象で購入するかを検討される方も多くなります)
  3. 宣伝、露出の機会が限られる
 

これらの壁を業者に依頼することで解決してしまおう、という時に出版代行の出番となります。

キンドルの電子書籍出版代行なら「パブフル」



では、出版代行に依頼するとどんな解決策が得られるのか。それぞれ見ていきましょう。

 

① 電子書籍として書式を最適化する必要がある。

このブログを読んでいる皆様は、どんな方法で小説を書いているでしょうか。wordや一太郎などのソフトを使っている方も多いかもしれません。

電子書籍で出版する場合、これらの方法で作ったデータを電子書籍に適した設定に置き換える必要があります。そのためのツールは無料であるようですが、いくらかの手間はかかってしまいますね。

また、電子書籍で読みやすいデザイン、レイアウトというのも素人ではなかなか分からないものだと思います。出版代行ではこれら、電子書籍のための最適化を行ってくれます。

 

② 表紙を作る必要がある

同人誌や紙の自費出版でもそうでしたが、絵や写真、PCのスキルが無い人にとって見栄えの良い表紙を作るのはハードルが高い行為となります。

電子書籍では紙媒体以上に、購入前に得られる情報が限られます。全体をパラパラと立ち読みすることはできず、帯なども付いていません。このため、サイトで本を探すときの表紙の印象は本選びの中で高いウェイトを占めていると考えられます。

出版代行では、オプション料金となる場合もありますが表紙の作成を依頼することが可能です。プロの方に作って頂けるとなると、サイトで見た時の印象も大きく変わってくるのではないでしょうか。

 

③ 宣伝、露出の機会がが限られる

出版代行では、作成した電子書籍の宣伝も行ってくれます。ただ…これは正直微妙な気もします。

宣伝の内容というのは、そのサービスにもよりますがオリジナルのサイトに掲載されるといった内容が多いですが、そのサイトを見に来る人がどれだけいるのかという疑問が残ります。

中にはセールへの参加を企画、提案してくださる会社もあるようです。これも代行業者によって条件が変わってきますので要確認ですね。

 

デジタルと紙媒体の融合 PODとは?

補足になりますが電子書籍での出版を検討する際、PODという言葉をよく見かけることになると思います。

PODとは、紙の書籍でありながら初期費用がかからないというものです。通常、紙の書籍を販売しようと思うとある程度の部数をあらかじめ印刷する必要があります。このため、同人誌にしろ自費出版にしろお金がかかります。

なぜPODが無料で始められるかというと、購入注文があって初めて本を刷るというシステムをとっているからです。

1冊売れたら1冊刷って販売するという、なんとも合理的な仕組みです。Amazonなど、インターネット上の書店だからできる技ですね。しかも、注文してから刷るにも関わらず、最短で注文の翌日には配達されるという…すごい世の中です。

電子書籍として本を出す際、あるいは出した後にPODでの販売も契約することで、低コストで紙の本を販売することが可能になるというわけです。また、電子書籍は無しにしてPODのみでの販売という方法も可能です。

この方法のメリットは以下のようになります。
  1. 無駄なコストがかからない
  2. 在庫を置く場所や売れ残りの心配がない
  3. 紙の本でありながら手軽に広い対象に販売できる
 

反対にデメリットとしては
  1. 単価としての印刷費用は他の手段より高くなりやすい
  2. 業者に販売手数料を払う必要がある
 

といったところになります。売れ残るリスクは無いですが、1冊売れた時に入る収入は自費出版などと比べると安くなる、という考え方で大筋は良いと思います。

 

投稿サイトへの参加は無料で始められる! アマチュア作家の強い味方

電子書籍の出版についてもそうですが、個人のクリエイターにとって今は非常に間口の広がっている時代です。

物書きにとっては出版不況という逆風はあるものの、インターネットの普及のおかけで作品を世界中に気軽に発信できます。

そしてとうとう、発信するだけでなく報酬も得られる時代になっています。代表的なのはyou tubeなどでもおなじみの、コンテンツに広告が入ることでの収入ですね。

これはweb小説にも当てはまります。当サイトもそうですが、多くのホームページは何かしらの広告が貼られていることがほとんどです。つまり、人を集められるコンテンツは企業にとってお金を払う価値のあるものという訳です。

ノベルバ、カクヨム、アルファポリス…といった小説の投稿サイトでは、投稿者に広告料を還元する仕組みをとるところが増えてきています。各サイトの比較については、こちらを参考されると良いかと思います。



また、上のサイトでも紹介されていますがノベルアッププラスなど、読者からの投げ銭で収入が得られるシステムもあります。

無料で始められ、読者や他の作家との交流の機会にもなる…収入だけでなく、人に見てもらっているという実感が得られるというのは大きなメリットと言えそうです。

 

まとめ

  • 出版不況と言われる昨今ですが、いろいろな方法で創作が収入につながる方法はあるようです。
  • 結局どの方法がいいんだ?! ということで、近日まとめ記事作成予定です。