監督は原恵一さん。クレヨンしんちゃんの劇場版の中でも名作と呼び声高い、『オトナ帝国』と『戦国大合戦』を監督された方としても知られています。うーん、こりゃ否応なく楽しみ!
恥ずかしながら管理人は、今さらかがみの孤城を読みました…辻村深月さんの作品は大好きなのですが、あまりに前評判が高くて怖くてなかなか手が出ませんでした。意外とハマらなかったら嫌だな…と。
で、読んだ感想ですが、シンプルに最高です。小説に求めるものの最高峰を見せてくれたと思っています。
そりゃ本屋大賞史上最多得票で選ばれますわ…納得すぎる出来。管理人的にかなりハードルが高くなっていましたがしっかり超えて下さりました。
レビュー記事を書こうかとも思っているのですが、書くにしてもひとまず興奮が冷めてから書こうと思います。
というわけで今回の記事では、作品の内容はさて置いて、管理人的願望だけをぶち上げたいと思います。
それはタイトルでも出ている主題歌のこと! 以前、平山夢明さんの『ダイナー』にも勝手に主題歌を妄想した記事がありましたが、今回もまた管理人的にしっくりくる歌を見つけてしまいました。
参考過去記事 平山夢明さんのダイナーには、米津玄師さんのあの曲が合いすぎる!【脳内主題歌】
その曲とは、BiSHが2022年6月末にリリースしたばかりのシングル!の、なんとカップリング!
マニアックかもしれない選択ですが…何気なく聞いていたらこれが『かがみの孤城』の内容にあつらえたかのように合っているので驚き。
タイトルは「ハッピーエンドじゃなくても」。ちなみにシングルは「どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため」です。長いのはご愛敬。
この曲、youtubeのリンクを貼っておくのでぜひ聞いてもらいたいのですが、開始1秒からもう「かがみの孤城」の暖かく優しく、切ない空気感にぴったりきます。
さらに歌詞の整合性もバッチリ…
以下、歌詞です。全文貼って著作権的にマズくてもいけないので、1番のみの抜粋とさせて頂きます。
みんなでみた 優しい景色を
思い出しては 嘆いた
愛しい日々だ 愛しい日々だ
あの苦しさは 夢だったのかな
こんなひ弱な 僕に居場所をくれた
穏やかな笑顔で 全て包んで
笑い飛ばしてくれたことばかり
OH 滲まない夜
ハッピーエンドじゃなくても
僕はこれからも歩いてくのさ
宇宙を超えてどこにいこう
光があるのさ
ハッピーエンドにしたいね
きっとこれからも笑えるはずだ
ありがとうばかりでいこうよ
いかがでしょうか? 作中のどの人物の心境か…自分なりに当てはめて考えてみるのも面白い気がします。
二番以降も「かがみの孤城」にぴったりの歌詞となっていますので、興味が湧いた方は一度聞いて頂けると嬉しいです。
恐らく実際には、解散する自身たちへの切ない思いがこめられた歌なのだとは思うのですが…
ただ聞き手がいろいろと解釈するのもこうした創作物の楽しみ方の一つかなとも思いますので紹介いたしました。
ちょっといつもと毛色の違った記事になりましたが、小説同様、音楽にも聴き手によってさまざまな可能性や力が秘められていると思います。
そして小説と音楽という違ったジャンルの物が交わることで、また一味違った魅力が生まれることもあると思います。
お気に入りの作品だからこそ、読み終えて生活から消えてしまうのを惜しみ、楽しみ方を深追いするのもアリではないでしょうか。
本日の記事は以上です。最後まで読んで下さりありがとうございました!@親知らず二本同時抜きを終えて労わってほしい管理人kei
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