小説執筆に生活のリソースを注ぐあまり、なかなかブログを更新する機会がありません。
そんな中、管理人の個人的な話で申し訳ないのですがひとまず嬉しかったので報告させて下さい。
小説すばる新人賞の一次選考を無事通りました!
今回の記事では、第34回小説すばる新人賞の一次選考結果発表時点での雑感を書いていきたいと思います。
まずはおさらい、小説すばる新人賞とは?
ざっと概要- ジャンル不問のエンターテインメント小説が対象
- 400字詰め200~500枚以内
- 賞金200万円&書籍化(過去の実績より)
- 〆切は毎年3月31日
- 選考委員は阿刀田高さん、五木寛之さん、北方謙三さん、宮部みゆきさん、村山由佳さん
- 近年では朝井リョウさんが本賞をきっかけにデビューするなど定期的に売れっ子作家さんを輩出している
と超簡単にまとめるとこんなところ。
すばる文学賞が同時期にあるため混同されることがありますが、すばる文学賞は純文学系の新人賞となりますので対象ジャンルが一番大きな違いです。
ちなみにその他のエンタメ系新人賞については↓の記事でご紹介しています。
通過基準が辛い!? 通例に比べてかなり狭き門だった2021年の一次選考
今回の小説すばる新人賞で驚きだったのが、一次選考の通過作品数です。1345本の応募作品中、一次選考を通ったのは51作品。通過率なんと3.4%。
勉強不足で申し訳ないのですが、管理人は小説すばる新人賞初応募ですので例年の倍率は把握していないのです…
ただ、一般的に言われる小説の一次選考通過率は10%ほどというのがおなじみです。
管理人自身、これまで応募してきた賞はいずれも10%ほどの通過率でした。
さすがに揃いも揃って質が低い作品が集中して応募されてしまった、なんていうことは考えにくいと思いますので…
これは選考のハードルが世の新人賞よりも高めだと考えてよいのかもしれません。
管理人は結果を知る前にTwitterなどで通過率だけを目にしていたので、打ち震えました。
結果は通っていたのでひと安心ではあるのですが。正直、一次選考の時点ではもう少し本数を残してもらえないものか…と思ったり。
だって応募した側からすれば、一次通過と落選では天と地の差があります。
今回落選した1300本ほどの作品の中でも、惜しかったものはたくさんあるはずです。ですが、結果を受け取る側が知ることができるのは通過か不通過か。
書き手は惜しかったかどうかなんて分からないんですから。
書き手に勇気を与えるため、また、自分の作品のレベルを知るため、一次選考通過というフィードバックがもらえる本数はもっとあっていいんじゃないか…
なんて書き手としては思ってしまいます。もちろん、僕なんかが言わなくても出版社の方々が検討を重ねた結果であることは言うまでもないんですけどね。
どうやら最終選考には残っていない様子
さて、一次選考は通ったということで次は小説すばる10月号にて二次選考、三次選考の結果発表があります。これは楽しみではあるんですが、浮かれている場合でもありません。
だって九割九部、最終選考には残っていないと分かっているわけですから。
あくまで通説ですが、小説の新人賞では最終選考に残った作者には事前に連絡があるそうです。
噂では、そこで編集者の方から助言や指摘があり、いくらか手直しの期間が与えられるのだとか。
その連絡というのがいつなのか明確な情報はもっていませんが、最終選考までのスケジュールを考えると一次選考の発表前には候補者に連絡がいっているという説が一般的です。
管理人のところに来る連絡は結婚相談所の営業からばかりですので…残念ながら二次か三次のどちらかで落ちているようです。
いくら目標を二次選考通過に設定していたとはいえ、落ちるのは悔しいもの。はあ…とため息をつきつつ、次の作品執筆にまい進中というわけです。
今後の目標
↑の記事でも触れましたが、夏以降は非ミステリーのエンタメ系新人賞の募集はぐっと少なくなってしまいます。管理人も現在、どの賞に応募しようか的を絞れないままに次回作の執筆を続けている次第です。
なんとかあと2本完成させて、来年の小説すばる新人賞とポプラ社小説新人賞への応募を目指すかな…など考えております。
引き続きブログの更新速度は亀の歩みとなることが予想され申し訳ないですが、今後ともお付き合い頂けると幸いです。
本日の記事は以上です。最後まで読んで下さりありがとうございました!@職場が至るところで雨漏りを起こしている管理人kei
リンク